一定期間更新がないため広告を表示しています
今日も暑かったですね。
でもここはさわやかな風が吹いています。
桃の袋かけをしています。
草原を渡る風は気持ちいいです。
草原・・・草だらけの畑のことですけどね。
この草が大事なんです。
今年はいつになく桃のお世話ができていません。
作業が遅れ遅れになってしまっていますが、
できるだけのことはしなくてはと思って、
暑い中、脚立に上っています。
するとそこは風が気持ちよくてあまり暑くないのです。
とてもありがたいのです。
自然栽培とは、農薬はもちろん肥料も使わない栽培方法です。
勘違いしてほしくないのは、何もしない放任栽培とは違うということです。
何もしなくてもこのようにたくさん実は着きます。
摘蕾や摘果をしないとこんなにたくさんの実が育ってしまうのです。
こんなにたくさん実を生らせてしまうとよくないこともあります。
重くなって枝が折れてしまったり、樹が弱ってしまったり。
でも、葉は多く、元気に新しい枝も伸びています。
何もしないと虫にも食われます。
しても食われますけど。
だからと言って「消毒」という毒(農薬)の散布はしません。
手をかけないで何もしないいわゆる放任栽培だと、
収穫できるのはほんとにごくわずか、もしかするとないかもしれません。
桃の自然栽培を始めたばかりの時は、
まだ他にやっている人がほとんどいないから(今でもそうですが)、
普通なら相手にしてくれない人も相手にしてくれたり、もてはやされたり、
名前を覚えてもらったりしました。
桃のおかげでいろんなつながりをいただけました。
でも今は、ホームページや名刺から桃は消しました。
あまり自分からは桃の栽培をしているとは言わないです。
期待されるほど栽培ができないからです。
それは桃の自然栽培が難しいからではなくて、
自分の想いが別のところにあるからです。
でもやめるつもりはありません。
桃も農薬を使わなくても収穫できるという実例として、
続けていかなければと思います。
私は自然栽培を普及させるために少しでも役に立ちたいと思っています。
だから、志す人がいれば成功してほしいし、
何か役に立つことがあれば協力したいと思っています。
桃の袋かけをしながら、いろんなこと考えていました。
熱い想いはあるけれど、吹いて渡る風のようにさわやかにいきたいものです。