今週は2回、映画等の上映会に参加しました。
どちらも橋本で行われました。
28日(日)には「モンサントの不自然な食べ物」の上映会。
http://www.youtube.com/watch?v=PO7RmRVZs6A先日の枝豆試食会やぐるぐるつながりマーケットで宣伝しましたが、
それはモンサントや遺伝子組換え作物について、
多くの人に知っていただきたいと思ったからです。
私もこの映画は初めて見たのですが、
「この内容で、まったく知らない人がどう感じるのだろう。
あまりピンとこないのではないかな・・・」
というのが感想です。
モンサント社の除草剤「ラウンドアップ」。
それをかけても枯れない大豆。
そんないいものがあるのかと、喜んで受け入れる人が多いのではないか・・・
とも感じました。
私の大豆畑は今も草だらけ^^。・・・そんな人にはモッテコイの作物ですね。
日本では農薬みんな使っているし、ラウンドアップは農家でなくても使っています。
そしてすぐ騙される従順な国民性。
危険です。
この映画の内容、モンサント社の実態と遺伝子組換えの問題を
もっと日本人にわかりやすい物ができないかな・・・と思いました。
映画の上映の前に行われた「お楽しみ講演会」。
主催者と有機農家のお話がありました。
種の話とか出るのかと思ったら、自分たちの宣伝のようなものでした。
全然期待はずれ。せっかくだから映画に合わせた話をすれば良いのに・・・。
上映後も主催者側の宣伝ばかり、それはそれでいいのかもしれないけど、
その内容も説明不足でした。
それに反して期待以上だったのが、31日(水)に行われた、
「絶対!!原子力戦隊 スイシンジャー 上映会&座談会」でした。
尾米タケル之一座というコント集団が制作した、
原子力ムラを皮肉った内容の動画を上映。
その後、彼らと参加者との座談会、というか質疑応答の時間でした。
動画の初めには歌があり、この歌は前に見たことあったのですが、
歌の後はすぐに京都大学原子炉実験所の小出先生が「怪人・小出男」として登場。
これには一瞬笑いました。
東電・経産省・マスコミ三位一体の「スイシンジャー」の口撃に対し、小出男が論破。
困ったスイシンジャーが最後、「痴漢冤罪アタック」で小出先生を逮捕するという終わり。
この動画、子供たちが見ると「スイシンジャーが正義」と錯覚するかなと思ったけど、
原子力ムラを皮肉った、なかなか考えられた彼らの反原発運動の表現でした。
上映後の質疑応答でも、真面目な質問に真面目に答えながらも、ボケを入れて、
しっかりした考えに基づいた言動の中に、笑いを誘う彼らの姿に感心しました。
最後の小出先生が痴漢の冤罪で逮捕されるという場面は、
植草教授を思い起こし、その心配もあるかなと思いましたが、
そこは彼らが小出先生を守ろうとしての演出らしく、
「抑止力」と言っていました。
この動画を見るだけでなく、彼らの話を聞くとより理解できると思います。
尾米タケル之一座のホームページもご覧ください。
http://www.okometakeru.com/この動画や他の動画も見ることができます。
主催者の内田さんと一座のメンバー
たまたま地元で行われた二つの上映会。
終了後の感想は分かれましたが、
取り上げた問題は、どちらも今とても重要で、
多くの人に知って考えてほしい問題です。
タイトルに並べて書いた二つ。
関係なさそうで実は問題は共通しています。
私たちの命と暮らしを守るには、みんながそれぞれ知ること、考えること、
そして行動することが必要です。
そのきっかけをいろんな人、団体が提供してくれています。
テレビや新聞では教えてくれない情報です。