また随分と更新をさぼってしまいました。
昨日と今日は味噌の仕込みをしました。
大きな鍋がないので、大豆1kgずつを二つの鍋で煮ました。
柔らかくなったところで、ミンサーを使い豆をつぶします。
次に麹の準備。今回は米麹です。
今年もマルカワみそさんから購入しました。
いつもと同じ天然菌の麹です。
でも今年の麹は今までとは少し違います。
マルカワみその河崎さんとは、先日の勉強会でお会いすることができました。
味噌についての熱いお話をお聞ききました。
原料のお米は宮城の成澤さんの自然栽培米です。
成澤さんとも、先日の勉強会で初めてお会いし、お世話になりました。
去年の大震災では、ご自身も被災されたにも関わらず、炊き出しを行い、
おにぎりなどを持って沿岸部の避難所などへ通ったそうです。
その間ご自分の牛舎などの被害部はというと、
お仲間が駆けつけ、修復を行ってくれたそうです。
その方々への感謝の気持ちを表したいという成澤さんの強い想いで、
先日の勉強会が開催されました。
田んぼも被災しました。
丁寧に修復し、大事に稲をお世話して、何と前年より収量がアップしたそうです。
そんな想いの詰まったお米なのです。
成澤さんのお人柄に触れ、貴重なお話しを聞き、感銘を受けました。
だから、今年の麹は格別なのです。
ということで、塩きり麹を作り、つぶした大豆と混ぜ合わせます。
そして玉を作り、樽へ投げ込みます。
最後は平らにならして、塩をかけて終了です。
後は夏を越し、秋になり、熟成されるのを待つだけです。
そして今日は、大豆レボリューションの仲間の味噌仕込みをしました。
各自1〜2kgの大豆を煮てきてもらい、
不十分な人はさらに煮たり、冷めたものを温めたりして、
豆をつぶして、
麹と混ぜ合わせ、容器に詰め込みました。
皆さんが自分たちで種蒔きから収穫、脱穀まで行った大豆で仕込んだ味噌です。
みんな秋には最高の“手前みそ”を味わっていただきたいと思います。
この味噌は、遺伝子組換えも農薬も肥料も使っていません。
昔はこれが当たり前だったのに、今ではとても貴重なものです。
そしてそれを食べた時、作ったみなさんはその味に感動すると思います。
・・・と私の手前味噌でした。