昨日ソバの刈取りで疲れたので、今日は休みにしました。
そして、前から見に行きそこなっていた映画「未来の食卓」を見てきました。
この映画は、フランスのある村が、すべての学校給食をオーガニックにすることに
挑戦していることを描いたドキュメンタリーです。
その取り組みはなぜか。
フランスは西欧一、世界でも2、3番目の農薬使用国とのこと。
そのために癌や糖尿病、生殖異常などの問題が深刻です。
「このままでは、子供たちの未来はない!」
ということで村長さんが中心となって立ち上がりました。
途中、会議の中での村長さんの発言には、思わず拍手したくなりました。
ぜひ多くの方に見てもらいたい映画です。
そして、
気づいてほしい。
冒頭、ユネスコ会議で
「あなたの周りに、がんや糖尿病にかかった人はいますか?」と問いかける場面があります。
ほとんどの方が挙手してました。
これは、日本で同じ質問をしても同じ結果だと思います。
そうです!この映画の問題提起は他人事ではないんです。
まったく日本にも当てはまる問題なんです。
中国の農薬などの事件が報道されて、「中国産は危ないから買わない」とか
「これは国産だから大丈夫」とか
「生産者の顔が見えるから安心」とか聞きますが、
単位面積当たりの
農薬使用量は日本が世界一なんですよ!
(数年前の資料しか見てませんが)
フランスの数倍です。
怖いですよ。農薬使うのは「当たり前」なんですから。
家庭菜園ですら、「虫・病気が出たから消毒しなくちゃ」ですからね。
「消毒」ではなくて「毒散布」してるんですよ!販売農家では、畑に除草剤ですからね。
そして、その薬の使用基準よりも少なかったり、期間を空けていれば「安心」と言う人まで。
農作物に農薬を使わなくなれば、絶対病気は減ります。
映画の中で子供たちに「オーガニックとは?」と質問する場面があります。
すると子供はたしか「自然のまま」と答えた、と思います。
自然のままのものを食べていれば、体は丈夫になり、
心も健やかになってくると思います。
まさに「健体康心」。
だから私は農薬は使いません。
しかし、農薬を使ってない野菜でも食べられない方がいるんです。
「化学物質過敏症」
がんがここまで増えた次に、これからこの病がどんどん増えてきます。
農薬や肥料を使った農作物だけでなく、
なぜそこまで使わなければならないのかというほど多くの添加物を使った食品、
今の食生活を続ければ確実に増えます。
(もちろん食生活だけの問題ではありませんが)
だから私は肥料も使いません。
できるだけ「自然のまま」です。
映画の中で、たしかアインシュタインの言葉だったと思いますが、
「ミツバチがいなくなれば4年で人類は滅亡する」というような言葉が出てきました。
この言葉を実証するようなことにならないよう、
もう変わらなければいけない時が来ているんです。