昨日は山梨・明野のくじらぐもで
「おいしいをはじめよう」に参加してきました。
会場はくじらぐも隣の昔の米蔵。
蔵の前ではオーガニックマーケットが開かれ、私も出店させていただきました。
隣は八ヶ岳自給生活学校の黒岩さん。自然農を教えている方です。
販売したのは、津久井在来大豆とその豆で作った
「津久井の納豆」など。
先日「納豆を作ります」と書いたら、手作り納豆と思われたようなので、
販売品とは別に、自分で
わら納豆を作りました。
この3日前、くじらぐもへ醤油作りを見学に行ったとき、
ちょうど山梨・高根の浅川さんに無農薬のわらを少しいただけたので、
「では、作ってくる」ということで、やってみました。
ちゃんと糸引き納豆ができました!
やっぱり
大豆とわらだけで納豆はできる!を実証しました。
試食係はこの納豆作りを打ち合わせした、しんじさん。
もちろん私も食べましたが、納豆になってました。
ちょっとカビっぽいような臭いがしましたが・・・(原因はわかっているので)
しんじさん、お腹大丈夫だった?楽しかったね〜(笑)
ご飯は、「ぬかくど」というもみ殻を燃料とするかまどを自作したわたなべさんが
炊いてくれました。
このわたなべさんはすごいですよ!
天ぷらの廃油で走る車も見せていただきました。
先日「天ぷらバス」に乗りましたが、そのバスは天ぷら油を精製した燃料でした。
しかし、このクルマのすごいところは、天ぷら油で走っちゃうんです。
赤いポリタンクに入っているのは、天かすをこしただけの天ぷら油だそうです。
さて、イベントの方は、
くじらぐも・ひめさんの司会で、このわたなべさんをナビゲーターに、
ゲストに食環境ジャーナリストの金丸弘美さんを迎えて、食のお話し会へ。
いろんな話が出ましたが・・・すみません、まとめられません。
一つだけ・・・白州町で有機栽培をされている女性が参加者の中にいました。
彼女の野菜は学校給食に使われ始めたそうです。
映画「未来の食卓」を思い出します。
実はこのイベントは元々、「未来の食卓」の上映会を中心に行われるはずだったのです。
そのあと昼食をはさんで、午後はトリニティールーツのライブです。
はじめて聞いた音楽で、なんと言ったらいいかわからないのですが、
心地よいというか、体に心にしみてくるような音と歌でした。
こんな感じで、強風で寒い中、心は暖かく、一日を楽しく過ごし、
みんなそれぞれ「おいしい」を感じられたのではないかと思います。
みんなありがとう!
長くなりましたが、もう少し。
今回オーガニックマーケットに出店させていただき、
津久井在来大豆とともに、「津久井の桃」もPRしてきました。
大豆は水だけで煮たものを試食していただき、
津久井在来の味を伝えられたかなと思いました。
加えて、自然栽培の桃にも少し興味を持っていただけたと思います。
これにはちょっと思いがあって・・・
桃の大産地である山梨で、「津久井の桃は農薬使ってません・・・」なんて言うと、
生産者の人がいたら、笑われるか白い目で見られるか皮肉を言われるか・・・
なんて思ったのですが、
山梨だから言う意義があるんじゃないかと。
大産地の山梨で、農薬を使わずに桃(果樹)栽培をやってみよう、
と思う人が少しでも増えてくれたら・・・という思いです。