桃の摘蕾が昨日終わり、もう2週間休んでなかったので、
今日は暖かくて畑日和だったけど、あえて休みました。
うれしいニュースが一つ。
今回の大地震で壊滅的な被害を受けた陸前高田市。
陸前高田というと
八木澤商店を思いだします。
一昨年、醤油のセミナーに参加したことがあります。
その時講師だったのが、八木澤商店の河野和義社長でした。
ニュースで陸前高田が出るたび、気になっていました。
先週NHKのニュースを見てたら、陸前高田の醤油会社が再出発の話題。
もしかしたらと思って見ていたら、
河野社長が社員に向かって、力と気持ちを込めて語っているではありませんか。
良かった、無事だったんだ。
と思ったと同時に、蔵は流されてしまったんだろうなー、ということも。
蔵には麹菌や酵母菌などが棲みついていて、それが大切なものですから。
今日知った読売新聞の記事。
流された樽の一つが見つかって、もろみが採取できたとのこと。
これで江戸時代からの伝統がつながるだろう、と思いました。
さらに、「この一大事は若い人間の手で」と、
息子さんが父に直訴して社長を交替したそうです。
これなら八木澤商店の復興は間違いないと思いました。
「頑張れ!八木澤商店」
ところで、今は先代となった河野和義さん。
自根キュウリの栽培でも有名です。
あの時のセミナーでも語っていたのを思いだしました。
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漬物に使うキュウリの皮が硬くて、よく漬からない。
これはカボチャに接ぎ木した苗を使っているからだ。
そこで農家に自根キュウリの栽培をお願いしたが、誰も作ってくれない。
ならば自分で作っちゃえ、と始めた。
それがだんだんと広がり、やがて陸前高田は「自根キュウリの里」となった。
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おいしさと本物を求める心が周りに伝わったということですね。
今年、私もやります。
「津久井の余蒔きキュウリ」の復活!
(このことは昨日紹介した「風の囁き」にも書いてあります)