昨年種を買ったけど蒔けず、
今年こそはとほうきモロコシを、わずかですが栽培しています。
自分で箒を作りたいなと思ったものの、作り方を知りません。
そんなとき、
トレカフェで箒作りのワークショップがあるのを知り、
先日体験してきました。
愛川町の中津箒さんに教えていただきました。
出来上がったのがこちら。
肝心なところは職人さんがやってくれて、かわいい箒が出来上がりました。
そして昨日、
中津箒さんのお蔵にお邪魔しました。
外観の写真を撮るのを忘れてしまいましたが、
築80年のお蔵は、80年とは思えないほどきれいです。
お蔵の中では、驚くようなずっしりと重く大きなものからミニチュアまで
大小いろんな箒が展示・販売されています。
どれも素晴らしい“作品”です。
とても美しい。これらの箒は実用品なのですが、芸術品でもあります。
代表の柳川さんは、文化としての箒作りを残していきたいという想いで、
12年前に会社を興し、活動されています。
材料の箒草を無農薬で栽培し、綿糸を染色し、
すべて手作業で和箒を製造し販売しています。
また、このお蔵も残していきたいと思い、
改築し箒博物館として利用しています。
木造の蔵の周りを鉄筋コンクリートで覆った珍しい作りです。
お庭では箒の材料となるほうき草を干していました。
毎日広げて並べてはしまっての繰り返し。これも大変な作業です。
穂の青さを活かすため、穂先は日に当てないようにしています。
現代日本が病んでいる原因は、衣食住そして身の回りの道具も含めて、
昔からの良いものが失われているからだと思っています。
だから中津箒さんの様に、伝統的な道具を作り続けることは、
とても大事なことであり、ありがたいことなのです。
良いものを見学させていただき、いろんなお話も聞かせていただきました。
さて、うちのほうきモロコシですが、
中津箒さんで使用しているものとは、まるで別物でした。
茎は太いし、穂も長い。
これは別の作り方を考えようと思います。
収穫は近いです。